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FP資格は役に立たない?批判される5つの理由と取得者の本音は?

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ファイナンシャルプランナー(以下、FP)資格を取りたいと思ったけれど、「役に立たない」「取っても意味がない」という声を聞くと、気になりますよね。

最近では、資格取得が必須のビジネスマンでなくても、主婦や学生からも人気のFP資格。FPはお金に関する知識を豊富に有し、国家資格でもあるので持っていて損はないはずの資格

では、なぜ役に立たない、意味がないと批判されているのか。実際に取得した後にメリットはあるのか、徹底解説します。

私はFPを持っていますが、意味がないとは感じたことはありません!いろんな目線からこの疑問を解決しましょう!

この記事を書いた人
  • 2ヶ月スキマ学習でFP3級一発合格
  • 2人子育て中の主婦の時に取得
  • 金融とは無関係の経歴でも合格
たなです


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目次

FP資格は役に立たない、意味がないと言われる5つの理由

人気のFP資格がなぜ、役に立たない、取っても意味がないと言われるのか、様々な視点からみると理由が見えてきました。

1つずつ詳しく説明します。

①就職・転職の役に立たない

これは、あなたが就職・転職したい会社のジャンルによると思ってください。

FPは、お金のプロであり、 個々のお金の悩みを解決するアドバイザーで立派な肩書ですが、「うちの会社でどう活かすの?」と聞かれて直接的に結びつかない業種であれば、あくまで自分をプラスαする強み程度と思っておきましょう。金融系の営業であれば、少しは評価されるかもしれません。

履歴書に書いても良いですが、これを持っていれば他の就活生に負けない!待遇される!という就職、転職の武器にはならないということは知っておきましょう。

これはどんな資格でも一緒ですよね。資格を活かすには場面が重要です。資格に挑戦する姿勢や、経験談として活かしていきましょう。

②難易度が低い

FP試験を実施しているのは、日本FP協会ときんざいの2箇所あり、それぞれで若干の合格率は変わります。しかし、どちらも比較的合格率は高くなっています。そのため、難易度が低い=一般常識レベルと思われ、役に立たないと言われる理由かもしれません。

では、毎回の試験でどの程度の合格率か、最新の情報を載せておきます。

合格率:FP3級の場合

日本FP協会に限って見ると、毎回FP3級の合格率は、学科が70~80%実技は80~90%ほどであり、かなり合格率が高いことがわかります。

日本FP協会 FP3級 学科実技
2023年9月74.78%77.67%
2023年5月88.25%86.83%
きんざいのFP3級合格率はこちら
きんざい FP3級  学科実技
2023年9月37.19%57.87%
2023年5月54.13%59.80%

日本FP協会の合格率よりきんざいの方が低いので、きんざいのほうが難しいのではと思われるかもしれませんが、問題は日本FP協会と同じ物を使っているので、難しいという訳ではありません。理由としては受検者層が異なることが挙げられます。

合格率:FP2級の場合

日本FP協会に限って見ると、FP2級の合格率は、学科が40~50%実技は50~60%ほどです。FPでも関係する内容の難関国家資格(社会保険労務士や税理士など)は数%~10数%が合格率ですので、FP2級でも難易度は高くない印象です。

日本FP協会  FP2級学科実技
2023年9月53.54%52.02%
2023年5月48.82%58.61%
きんざいのFP2級合格率はこちら
きんざい FP2級  学科実技
2023年9月22.75%40.80%
2023年5月17.51%39.49%

日本FP協会の合格率よりきんざいの方が低いので、きんざいのほうが難しいのではと思われるかもしれませんが、問題は日本FP協会と同じ物を使っているので、難しいという訳ではありません。理由としては受検者層が異なることが挙げられます。

上記の結果は以下のリンクを参考に記載しており、過去の試験結果データを見ることができます。

FP技能士の取得者数 及び 試験結果データ

日本FP協会

FP技能検定 試験結果

一般社団法人 金融財政事情研究会(きんざい)

③業務で使えない、収入がアップするわけではない

①の就活で使えないことでもお伝えした通り、資格そのものが業務に直結しない限り、収入がアップしたり、待遇がよくなることはないでしょう。

また、FP資格では「広く浅く」税制や保険など、お金に関わる様々な知識を身につけます。試験勉強程度では、他の専門資格の要点だけを表面的に押さえている状態なので、業務に活かせるとまでいかないのが現状です。

直接的に業務に使えないだけであって、マイナスではないんですが、やはり資格となると、プラスの要素を期待してしまいますよね。

④独占業務がない

FP資格は、業務独占資格ではありません

業務独占資格とは?

業務独占資格とは、その資格を有する者でなければ携わることを禁じられている業務を、独占的に行うことができる資格のこと。
専門性が非常に高い、あるいは人命にかかわるような危険性が高い資格が、業務独占資格に選ばれている。例えば、税理士、社会保険労務士、宅地建物取引士、公認会計士など。

業務独占資格であれば、有資格者以外が当該業務に携われないよう、法律で厳しく制限されているので、資格を保有しているだけで様々な場面で重宝されます。しかしFP資格は、資格保有者しか名乗ることのできない「名称独占資格」なだけ。

合格すれば「〇級 ファイナンシャル・プランニング技能士」と名乗れますが、この資格を持っていないとできない業務というのはありません。ひどい話、無資格でも「ファイナンシャルプランナー」という名称は名乗ることができ、それを仕事をすることはできるのです。

資格保有者の方が信頼度が上がることに間違いはありませんが、誰にでもできる業務という点が、持っていても意味がないと言われる原因と考えられます。

⑤むしろお金がかかる

これはFPに限った話ではないのですが、受験料、教材費、講義料など、資格を取るためにコストはかかります。たしかに、給料アップや資格手当がつくわけではないので、むしろマイナスじゃないか!と言いたい気持ちもわかりますが、だから役に立たない、意味がないというのは違うと思うんです。

なぜFPを取ろうと思ったのでしょうか?

この資格を取りたい理由を考えると、コストはかかるけど、取るべき理由が優先されるべきです。きっとメリットの方が多いので、まだ目的を見つけられていない方は、FP資格を持つメリットを解説するので、是非読み進めてください。

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FP資格を持つメリットとは

役に立たない、意味ないと世間では言われいても、実際は「取得してよかった」と答える人が多数!では、FP資格を持つとどんなメリットがあるか、実体験も交えながら解説します。

日々の生活や、将来の資金を築く知識がつく

学校の授業では習わないけど、生きていくうえで知っておきたいお金の知識が身につきます。 例えば、税金を軽減するための控除や、保険や資産運用の基本的な知識がそなわります。

国や市町村はもちろん、誰かが積極的に教えてくれるものではないですよね。

日々働き、生活をしている場面でも役に立つ場面がありますが、結婚や出産などの嬉しいイベント、病気をした時、災害に遭った時などイレギュラーな時でも知っていて役に立つのがFP資格の知識

私は退職、転職した時にもう一度テキストを開いて確認しました。あの時勉強したな!と経験が活きましたよ。

FP資格を勉強することで身につく知識は生活で役に立ち、あなたの資産の保全と拡大につながるでしょう。さらに、自分だけでなく、家族にも関わる、子供の教育費や将来の老後資金など、準備すべき資金に関する知識は非常に役立ちます。

リスクを回避する知識がつく


FPの資格を取得することで、将来のリスクに備える知識がつきます。保険や資産運用に関する専門知識は複雑で、放置されがちですが、基本的な知識を身につけることで、日常生活に取り入れやすくなります。

物価高騰で生活が苦しい、給料は上がらない、大きな災害に見舞われるかもしれない。

10年後の自分は安心して生活できていると思いますか?私は資産運用を恐れず始めたことで、着実に資産が増えています。

将来のリスクを回避する選択肢を身につける、増やすことで、災害や健康上の緊急事態に備えることができ、自分や家族を守ることができます。

こちらの「FPに独学で主婦が最短合格したコツ」を解説した記事では、もっと詳しくメリットや、取得するために必要な要点をお伝えしているので、FP受験を検討している方はチェックしてくださいね。

FP資格を活かせる仕事、就職先とは?

最近は「無料FPオンライン相談」や「FPがお金セミナーを開催」など、FPの活躍をよく目にしませんか。SNSが普及し、年々注目されている資格でもあり、FPに相談するということ自体も珍しくなくなりました。

では、実際にFPを取得して活かせる仕事、就職先はどのようなものがあるか解説します。

FPの資格を活かせる仕事、就職先の一例

FP事務所

相談者のお金の悩みを解決するアドバイザーとして活動するFP事務所の一員となることが選択肢の一つです。事務所によって「資産運用」や「住宅ローン」、「税金」など力を入れている内容に違いがあるかもしれませんが、基本的にはどんな相談者であってもファイナンシャルプランニングできる、総合的な知識が求められます

こういったFP事務所に就職をすれば、相談員としてFP相談やセミナー講師など、活躍する場面が多いでしょう。なかには、経験を積み、将来的に独立FPになる人もいます。

保険会社、保険代理店

すっかり当たり前になったショッピングモールなどに必ず1つはある保険ショップや、オンラインでの保険相談窓口。複数の保険商品から、的確な商品を紹介したり、契約サポートをする業務ですが、そこで活躍している相談員が必ずと言っていいほど持っているのがFPです。

保険の販売には、FP以外の資格も必要ですが、お客様からの信頼を獲得するためにも、FPは持っておくとよいでしょう。

不動産会社

不動産の売買に関連する税金や取引の手順はもちろんですが、相続税や贈与税などの知識も実務で役立ちます。 そのため、不動産関係とFPの相性は良く、不動産業界への就職、転職は有益な選択肢となります。

さらに、住宅を販売する場合には、住宅ローンの助言だけでなく、購入後のライフプランに関する収支を考慮したアドバイスも提供できます。

不動産業界でのキャリアアップを目指す場合には、FPと宅地建物取引士の資格を取得し、経験を積み上げながら相乗効果で収入を増やしていくことも有効です。

不動産投資会社

FPは資産運用の知識をつける必要があるため、不動産投資会社なども就職先として検討すると良いでしょう。不動産の知識は必要にはなりますが、資産運用だけでなく、税金の話や運用に回すための収支計算などもアドバイスできるため、信頼される担当者になるためにも、FPを持っているとプラスになります。

ここで挙げた職種はあくまで一例ですので、その他にもFPを持っていることで信頼度につながり、活かせる就職先はあるでしょう。上司や先輩社員の取得資格を聞いておくと参考になりますよ。

FPを取得する必要性は仕事や業務だけではない

ぶっちゃけ、私も過去に業務で活きたと感じることはありません。建築業と飲食業でしたからね・・・

FP資格を取得する必要性は、仕事や日々おこなっている業務のためではないのです。むしろ、仕事以外の部分で大いに役に立つのがFP資格だと感じています。

お金に関する最低限の知識をつけたいかどうか

たしかに、FP資格で身につく知識は、悪くいうと「広く浅い知識が多く、表面的」です。しかし、生活に直結するお金や保険について、知らないほど怖いものはありません

これ、一番伝えたいことなので、もう一度言います!お金の知識は、知らないほど怖いものはないんです!

そのため、FP資格自体や、FP資格取得に向けた勉強が意味がないものとは全く思いません。様々な制度や、お金に関わる知識を広く知れるこの資格は、まさに「お金の教養」としては、最高の資格です。

業務では微々たるプラスにしかならないかもしれませんが、生きていくうえではプラスになる場面が多くあるので、必要性はお金に関する最低限の知識をつけたいかどうかだと感じます。

業務では使ったことがないと言いましたが、友人との会話で「なんでそんな詳しいの?」と褒められたことは何度もありますよ!

資格を取得している人の本音とは

私がFPを受験きっかけとなった知人の声や、ネットでFPを取得している方の声を参考にピックアップしてみました。

FPの知識を活かして、節税や控除を実践して100万以上お得にした。

資格そのものに意味があると言うよりも、勉強そのものに意味があるよ。

予想していたよりも資格で得たものが暮らしの中で活きている

これほど個人的に学んでよかったと思う資格はない。

収入アップや就活で有利になるから、という理由ではなくて、プライベートでうまく活用している人が多いことがわかりますね。

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まとめ:FP資格は生活のなかで役に立つ

結論、FP資格は仕事や業務では役に立つ機会は少ないかもしれませんが、生活していて確実に役に立つ場面が出てきます。

つまり、お金の教養として取得しておく価値が高い資格です。

しかし、役に立たないと言われる理由も知っておけば、受験してから後悔やモチベーションが下がってしまうことを防ぐことができるので、きちんと詳しく知っておきましょう。

もし、あなたがFP資格を仕事や就職先で活かしたいと思って取得するなら、活かせる業種を知っておくと、「役に立たなかった」と思う心配がありません。

FP資格は、大変人気な資格です。業務で活かすことを目的としている人よりも、日常のなかでお金に強くなりたいと思う人が増えていることが人気の理由と感じています。

私もその理由で取得した一人です!取って損はない資格なので、気になっている人は是非合格を目指しましょう!

役に立つか、意味があるかは、あなたの目的次第です。FP資格を取るべきか迷いが生じているなら、一度目的を考え、挑戦すべきか決めてくださいね。

挑戦したいと思った方は、こちらの「FPに独学で主婦が最短合格したコツ」を解説した記事では、合格に必要なコツを説明しているので、必ずチェックしてくださいね。

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この記事を書いた人

13年勤めたインフラ企業を退職し、正社員生活からパート転職をした2児のワ―ママ
▶建築物環境衛生管理技術者 通称ビル管理士など建築系資格やFP3級を保有
▶資格経験から伝えたい受験者向け情報や、生活で使えるノウハウを発信中

スキルアップしたい方、生活を変えて充実させたい方を応援!
わかりやすく発信することを心がけています。

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