ビル管対策シートがパワーアップ!全158枚に重要ポイントを集約 詳細をみる

【体験談あり】失業保険もらいながらバイトOK?いくらまで稼げる?

当ページのリンクには広告が含まれています。

退職後の救世主、失業保険。

とても助かりますが、「待機期間」や「給付制限」といった、全く収入のない期間が出てきます。

また、すぐに振り込まれるわけではなく、認定日に手続きをして数日~1週間ほど、手元に入るまで時間がかかるのが実態です。

その期間、アルバイトやパートができないか、考える方もいますよね。

結論、ルールを守れば、失業保険受給中に、アルバイトをすることができます。

では、いくらまで働いて良いのか、損せずに受給するにはどうすべきか、知りたいですよね。

私も、実際にアルバイト時間を申告しながら、給付してもらった経験があります。

この記事では、失業保険の受給期間に、アルバイトをする注意点をまとめていきます。

目次

アルバイトができる期間と、できない期間がある

失業保険の対象となる場合、おおまかに以下のSTEPをふむことになります。

時期によって、アルバイトができる、できないが異なりますので、よくチェックしましょう。

求職の申込前

アルバイトOK

7日間

アルバイトNG

2ヶ月
給付制限 ※自己都合の方のみ必要な期間

アルバイトOK

※ただし、働くうえで条件があるので、後ほど説明します

90~360日

アルバイトOK

※ただし、働くうえで条件があるので、後ほど説明します

では、細かい条件等、説明していきます。

【求職申込前】アルバイトをしても問題なし

退職してから、ハローワークに離職票を提出するまでの期間、つまり失業保険の手続きを開始するまでは、アルバイトは自由にして問題ありません。

しかし、2点注意してください。

  • 雇用保険の加入対象になるほど働かない
  • 失業保険の受給期間を減らさないようにする

①雇用保険の加入対象になるほど働かない

雇用保険の加入対象になるほど働いてしまうと、受給額が減る恐れがあります!

というのも、失業保険の受給額は、離職以前6ヶ月の賃金の合計から算出されます。

※あくまでも、雇用保険の加入対象になるほどアルバイトをした場合ですが、アルバイトの場合でも、その月の収入を1ヶ月とみなされ、計算に反映されます。

雇用保険の加入対象の条件は、以下を参考にしてください。

  1. 31日以上引き続き雇用されることが見込まれる者であること。具体的には、次のいずれかに該当する場合をいいます。
    • 期間の定めがなく雇用される場合
    • 雇用期間が31日以上である場合
    • 雇用契約に更新規定があり、31日未満での雇止めの明示がない場合
    • 雇用契約に更新規定はないが同様の雇用契約により雇用された労働者が31日以上雇用された実績がある場合 ( 注 )
      [(注)当初の雇入時には31日以上雇用されることが見込まれない場合であってもその後、31日以上雇用されることが見込まれることとなった場合には、その時点から雇用保険が適用されます。]
  2. 1週間の所定労働時間が 20 時間以上であること。
厚生労働省 雇用保険制度「雇用保険の加入手続はきちんとなされていますか!」より引用

退職前の収入より月の収入が多くならない限り、損する可能性が高いので、よく考えてアルバイトをしましょう。

②失業保険の受給期間を減らさないようにする

失業保険を受給できる期間は、原則、離職日の翌日から1年間です。

この期間を意識せず、退職してから、ハローワークに離職票を提出するまでの期間、アルバイトをしすぎて受給期間を減らしてしまうケースが以下のような場合です。

失業保険の手続き開始が遅れたことにより、1年間を過ぎた給付日数分×受給額がもらえなくなります。

満額もらえないことになり、損した気分になりますよね。

求職申込前はアルバイトをしても問題はありません。しかし、説明したような注意点があるので、特別理由がなければ、むしろ早く手続きを始めることをおすすめします。

【7日間の待機期間中】働いてはいけない

7日間の待機期間中は、失業状態を調査する期間ですので、わずかな収入もあってはなりません

そのため、どのようなアルバイトであっても、やらないようにしましょう

もしアルバイトをしてしまったら、待機期間の延長がなされて、受給開始が伸びてしまいますので、しないことが無難です。

知らずにアルバイトをしてしまった場合は、すぐにハローワークに報告し、再度受給開始日などの日程を確認しましょう。

【給付制限と給付日数分の期間】アルバイトしてもよい

待機期間終了後は、アルバイトをすることができます。

ただし、収入額や働いた時間によって、受給額や期間に影響するので、しっかりと把握して働くことをおすすめします。

アルバイトをする場合の条件を、次の章から細かく説明していきます。

\すぐ働ける単発バイトで生活費を増やす/

ショットワークスアプリ

失業保険を受給しながらアルバイトをする場合、スキマバイトが相性がよいです。

こちらの記事「スキマバイトとは?やり方やおすすめな人を詳しく解説」では、おすすめのスキマバイトサイトを紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

アルバイトをするうえで条件は?受給不可や損を防ぐには?

アルバイトをしながら失業保険を受給する場合、必ずハローワークに申告しましょう。

その他に、以下のことに気をつける必要があります。

でないと、受給がストップしたり、受給額を減額されたりして、損する場合があります

  • 契約期間は31日未満、労働時間は週20時間以内にする
  • 1日の勤務を4時間未満or以上にするかを決める
  • 収入は賃金日額の80%以下にする

では、細かく条件をみていきましょう。

契約期間は31日未満、労働時間は週20時間以内にする

雇用保険の加入対象は以下の通りで、これら条件がそろえば、アルバイトであっても雇用保険に加入することになります

  1. 31日以上引き続き雇用されることが見込まれる者であること。
  2. 1週間の所定労働時間が 20 時間以上であること。
厚生労働省 雇用保険制度「雇用保険の加入手続はきちんとなされていますか!」より引用

雇用保険の加入対象となった場合、「就職」とみなされ、受給が終了します

この「就職」には、アルバイト、パートも含むので、注意が必要です。

そのため、アルバイトをする場合は、週20時間を超えないようにしましょう。

また、契約期間が明確でない場合も、「就職」したと判断される可能性があります。

雇い主とは期間限定、31日未満の契約としておくことが良いでしょう。

これら条件を雇い主が証明する「労働条件通知書」というものがあります。

この通知書を記載してもらっておくと、ハローワークから条件の明示を求められた際に、安心です。

労働条件通知書:厚生労働省 主要様式ダウンロードコーナー (労働基準法等関係主要様式)

週20時間とは、何曜日から数えた1週間をいうの?

週20時間の考え方は、「何曜日からの1週間で何時間働いているか」をみているのではなく、「月のトータルが87時間を超えていないか」で判断していました。

そのため、仮に繁忙期のアルバイトで5日間、毎日7時間働いていても、その週は35時間働いていますが、それ以外にその月は働かなければ、最終的にその月は週20時間を超えていない、と判断されるようでした。

※なぜ週20時間勤務が月87時間になるかの考え方は、以下を参考ください。

1年分(52週で換算)の労働時間を算出する

・・・20時間×52週=1040時間

1年分の労働時間を元にして、1ヶ月分の労働時間を算出する

・・・1040時間÷12ヶ月=86.66…時間 ≒ 86時間40分

分の単位を切り上げ、週20時間の労働を、1ヶ月単位に換算すると87時間になることがわかります。

ただし、この考え方はハローワークによって異なる可能性があるため、パッと見て1週間20時間を超えるアルバイトをする前には、確認して働くことをおすすめします。

1日の勤務を4時間未満or以上にするかを決める

雇用保険で受給される1日当たりの金額を「基本手当日額」といいます。

アルバイトした時間によっては、この基本手当日額から減額されたり、もしくは不支給になったりするので注意が必要です。

以下の通り、4時間未満と4時間以上のアルバイトでは、取り扱いが異なります。

4時間未満
4時間以上
  • 「内職または手伝い」
  • 減額される可能性あり
  • 「就職または就労」
  • 先送りされる

4時間ぴったりは、4時間以上の方に入るので注意!

では、詳しくみていきましょう。

1日4時間以上のアルバイトは、先送りされるだけ

結論、アルバイトをして、もらえる金額を損をしたくなければ、4時間以上働くようにしましょう。

4時間以上のアルバイトした日は、就労した日と取り扱い、基本手当日額は不支給ですが、その日もらえるはずだった基本手当日額が先送りされるだけで済みます。

就労した日分、受給最終日の後に回されます。

例えば、5月31日で受給期間終了が、4時間以上のアルバイトを1日したことによって終了が6月1日になります。

ここで注意すべきが、失業保険の受給期間自体は、離職日の翌日から1年間。先送りばかりして受給期間が終わってしまった、ということにならないようにだけ注意しましょう。

1日4時間未満のアルバイトは、もらえる日額から減額される可能性あり

4時間未満のアルバイトをした場合、内職の取り扱いになり、本来もらえる基本手当日額から減額される可能性があります

いくら減額されるかは、稼いだ金額、基本手当日額によって異なります。

簡単に調べられますので、4時間未満のアルバイトをする方は、以下を参考に計算しておきましょう。

計算に必要なもの
  • 離職時賃金日額(雇用保険受給資格者証の11番の金額)
  • 基本手当日額(雇用保険受給資格者証の19番の金額)
  • その日のアルバイト代

画像:雇用保険受給資格者証

ハローワークインターネットサービス:雇用保険の具体的な手続きより

雇用保険受給資格者証がまだで、離職時賃金日額や基本手当日額を知りたい方は、この記事を参考に計算できます。

では、いくら稼いだら減額の対象になるか説明します。下記①と②をそれぞれ計算しましょう。

①:4時間未満のアルバイト代-控除額1,354円(令和6年8月~)+基本手当日額

②:離職時賃金日額×0.8

控除額1,354(令和6年8月~)とは

厚生労働省 令和6年8月1日からの基本手当日額等の適用について

①と②どちらが多くなったかを比較すれば、すぐに減額の有無がわかります。

①<②の場合・・・減額なし

①>②の場合・・・オーバーした差額が減額

つまり、離職時賃金日額の8割を超えない金額に収めれば、先送りも、減額もしません

時給が決まっているアルバイトであれば、何時間までなら減額されずに働けるかを計算しておいて、損を防ぎましょう!

収入は賃金日額の80%以下にする

1日のアルバイト代が、離職時賃金日額の80%を超えた場合、たとえ4時間未満のアルバイトでも不支給となります。

不支給といっても、その日分が先送りされるだけです。

しかし、もし受給期間を長引かせたくない場合は、賃金日額の80%以下になるように4時間未満のアルバイトをして、バイト収入と失業給付の両方を受けていきましょう。

就労した日、内職をした日、内職で収入を得た額、全てハローワークに報告をすることになります。

おすすめは短期や単発のバイト。受給しながらアルバイトをする条件を満たしやすく、すぐに収入が入ってくるので生活の支えになります。

実際に私もアルバイトの収入も得ながら受給したので、きちんとルールを知ったうえでやってみると、難しいことではないですよ。

失業保険受給中なら、単発バイトがおすすめ!

  • 国内最大クラスの短期・単発バイト情報サイト
  • アプリで簡単検索!
    条件指定で好みのバイトがすぐ探せる
  • 運営実績15年以上!毎月数万件の新規求人を公開
「明日1日」「今週末のみ」「1週間」の仕事探しができるから、失業保険受給中でも利用しやすい

画像引用元:GooglePlay ショットワークスアプリ

必ず正しく申告をしましょう

アルバイトやパートの仕事をしたのに申告しなかったり、就労日や就労時間を偽って申告して給付を受けたりした場合は、どんな些細なことであっても不正受給となります。

不正受給となると、法律により、以下の罰則があるので、絶対に正しい申告をしましょう。

  • 不正な申告をした日以降、基本手当が受けられない
  • 不正受給した基本手当は全額返金、さらに不正受給をした金額の2倍の金額の納付
  • 詐欺罪で処罰される可能性もあり

申告が面倒に思えて、ちょっとアルバイトしたくらい「バレるわけないだろう」と思っていませんか?

少しくらい、と思うかもしれませんが、バレたら、本来もらえる金額がなくなるだけでなく、納付命令がなされます。

結果として、もらっていた失業保険の3倍の額を支払うことになります。

ルールを守れば、アルバイトは認められていることですので、きちんと申告を忘れないようにしましょう。

なんでバレるの?

意外と多い理由が、密告。失業保険を受けながらアルバイトをすることに不審に思う人が、名指しでハローワークに連絡をするケースも少なくないそう。正しく報告していれば堂々としておけるので、条件を守ってアルバイトをしましょう。

また、アルバイト先は雇用した人の情報を管理しています。働きすぎて雇用保険の加入条件に当てはまり、労務履歴に載ったり、給与支払報告書などの書類や税金での場面でバレる可能性もあります。絶対に隠すような行動はやめましょう。

いくらまでなら損せずに稼げる?

損をせずにアルバイトをするには、二通りあります。

  • 4時間以上のアルバイトで、先送りする(不支給だが、減額はない)
  • 4時間未満のアルバイトで、離職時賃金日額の80%を超えない範囲でアルバイトをする

②のパターンの方が、失業給付とアルバイト収入の両方を得ることができます。

しかし、このパターンは、離職時賃金日額が高く、また、基本手当日額にかかる給付率が50%に近い人ほど有利になり、人によっては、アルバイトをすることによりかえって損する可能性もあります。

では、事例を使って具体的な数字でみてみましょう。

【事例】離職時賃金日額6,666円・基本手当日額が4,747円の人が、時給1,000円で3時間アルバイトをした場合

STEP
離職時賃金日額の8割の金額=減額されないギリギリの額を知る

離職時賃金日額は離職以前6ヶ月の賃金の合計÷180で計算された額です。その金額×0.8の額を算出しましょう。

6,666円×0.8=5,332円・・・②

STEP
4時間未満のアルバイトで、その日稼いだ金額から控除額を引く

時給1,000円×3時間=3,000円

3,000円-1,354円=1,646円

STEP
STEP2の金額と基本手当日額を足す

STEP2で算出した1,646円+4,747円=6,393円・・・①

STEP
STEP1とSTEP3の金額を比較する

事例の場合①6,393円>②5,332であるため、基本手当日額から、差額の1,061円が減額されて受給されます。

本来、基本手当日額が4,747円もらえるはずが減額されて3,686円になりますので、アルバイトで3,000円稼いでも実質1,939円しか稼いでいないことと同じことに

そうなるくらいなら、4時間以上のアルバイトするor4時間未満でも高単価なアルバイトを探して、先送りにした方が損を防げます。

\すぐ働ける単発バイトで生活費を増やす/

ショットワークスアプリ

アルバイトをしながら失業給付をもらうには

アルバイトをしながら失業給付を受けるために必ず守るべきルールはこちらです。

  • 必ず正確に申告する
  • 7日間の待機期間中は、働いてはいけない
  • 契約期間は31日未満、労働時間は週20時間以内にする

アルバイトをしながら、損をせずに受給するには2通りの方法があります。

  • 4時間以上のアルバイトで、先送りする(不支給だが、減額はない)
  • 4時間未満のアルバイトで、離職時賃金日額の80%を超えない範囲でアルバイトをする

生活の支えになるアルバイトですが、前職よりも稼ぐ状態が続いてしまうと、失業状態とみなされず受給不可になる可能性もあります。

一方で、スキルをあげる、経験を積むといったメリットもありますので、求職活動はおこないながら、うまく付き合っていくことが大切です。

短期バイトや単発バイトなら、アルバイトをしながら求職活動がしやすいですよ。

アルバイトの日数や時間を調整しながら、収入を得ながらも、失業保険も満額受給できるようにしていきましょう。

あなたに合ったアルバイトが探せる、おすすめの検索サイトはこちら。

安心安全のスキマバイト検索サイト

スクロールできます

ショットワークス

アルバイトEX

タイミー
おすすめ
ポイント
国内最大クラスの短期単発バイト専門アプリ。
高校生でも使える
アルバイト求人検索サイト29サイトと提携、一括検索。
お祝い金キャンペーンあり
お給料は即日入金
24時間いつでも引き出せる
企業名株式会社ツナググループ・ホールディングス株式会社じげん株式会社タイミー
仕事を探す仕事を探す仕事を探す
各製品の比較

失業中の助けとなる失業保険。

関係ある記事が他にもありますので、是非読んでみてください。

退職前なら読む価値あり!

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

13年勤めたインフラ企業を退職し、正社員生活からパート転職をした2児のワ―ママ
▶建築物環境衛生管理技術者 通称ビル管理士など建築系資格やFP3級を保有
▶資格経験から伝えたい受験者向け情報や、生活で使えるノウハウを発信中

スキルアップしたい方、生活を変えて充実させたい方を応援!
わかりやすく発信することを心がけています。

コメント

コメントする

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次