本屋に行くと、様々なビル管理士試験のテキストを目にしますよね。
わかりやすい本もありますが、ぶっちゃけ、赤本だけで合格できます。
私も実際に、赤本以外のテキストはほとんど使わずに合格しました。
しかし、赤本の使い方を間違えると、今年合格できないかもしれません!
この記事では、赤本だけで勉強したいとき、注意すべきことを解説していきます。これを読めば、赤本しか手元になくても、自信をもって勉強を進められます。
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ビル管勉強サイトを最大限活かす
赤本だけで乗り切った、とお伝えしましたが、赤本の解説だけでは理解できなかったことは、有益なサイトの活用や、情報収集をして挑みました。
ビル管受験生なら誰もが知っている有益なサイトがいくつもありますよね。
私も、勉強期間、本当にお世話になりました。
受験する方は、こういったサイトは使わない理由はありません!ビル管は量が多い分、時間との闘いでもありますので、環境や勉強内容によって使い分けることが大切です。
おすすめしたいサイトと使い方
これから紹介する有益すぎる以下のサイトを、私の場合、どのように使い分けて勉強していたかを紹介します。
ビル管理士試験まとめました
過去問を年度ごと、一問一答方式で解いていくことができます。
解説がわかりやすく、赤本の解説でしっくりこない時は、このサイトの解説も読むようにしていました。
捨て問をはっきりと伝えてくれる点も、ありがたかったです。
使っていた場面
・通勤時間や待ち時間(隙間時間があれば、1問でも多く過去問を解くようにしていました)
・机に座って勉強したくないけど、勉強しなきゃと思った時
常にページを表示させておき、隙間時間があれば1問解くのを繰り返していましたので、たくさん活用させてもらいました!
デキる!ビル管試験対策講座(受験者向け勉強サイト)
科目別の重要なポイントがまとめられてあり、さらっと流し読みするだけでも勉強になります。
計算問題対策もとても有益です。
また、デキビルさんの1番感動ポイントは、解答速報を受験生と一体となって、どこよりも早く作成してくれます。※最近はお忙しいみたいなのでないかもですが・・・
ビル管といえば!となる有名サイトです。
使っていた場面
・勉強していくなかで用語や内容が理解できない時
・科目別にどんな内容か把握したい時
試験当日~数日間はデキビルさんのサイトをひたすら見て、一喜一憂していました!笑
ビル管理士総合情報.com
「出題傾向とポイント」の解説が、図を用いてわかりやすく、『給水及び排水の管理』の科目でイメージできず、わからない問題や用語にぶち当たったら、活用していました。
〇✕問題や、穴埋め問題も掲載してあるので、赤本以外の力試しとしても活用できます。
合格体験記も濃厚で、掲示板もあるので、自分以外にも頑張っている人がいるんだ、というマインド的な支えでも活用していました。
使っていた場面
・『給水及び排水の管理』の用語や内容が理解できない時
・計算問題の解説を知りたい時
・他にも頑張っている人がいるんだ、と感じたい時
赤本の解説ではしっくりこない内容も、.comさんの図と解説で理解できた問題がいくつもありました!
赤本をひたすら解くのが基本ですが、分厚い参考書だし、常に持っているわけではないので、そういった時に活用できるサイトばかりです。
また、赤本は最新年度が最も解説が濃く、段々と薄くなっていくので、どうしても解説に物足りなさを感じる問題も出てくると思います。そういった時に参考になるサイトばかりです。
本サイトを最大限活かす使い方
たな学メモで紹介している対策シートは、勉強をしていた時に感じていたこんな思いで作成しています。
・数年分の過去問の要点がパッとわかる資料にしたい
・手元に置いたり貼って、隙間時間に暗記できる資料にしたい
・これ覚えたい!と過去問解きながら思った時に印をつけて、後で見返せる資料にしたい
私はどうしても、最終的には紙で暗記する方が頭に入ったんです。
とにかくしっかり過去問を解くことを重視していたので、問題解いては採点をし、わからなかった問題や、大切だと思った言葉は赤本の解説にたくさん印をつけていました。
しかし、何にせよ、赤本は持ち歩きが重いのと、いろんな年度に重要なポイントが散らばって書いているので、すぐに思い出したいページが開けなかったんです。
覚えたいと思った内容は、時間がある時にじっくり見ながら覚えたかったのに、効率が悪い・・・
そんな思いをして勉強している人が、他にもいるかも。と投稿を始めました。
そのため、このサイトの一番有効だと思う活用方法は、対策シートを印刷や保存をして手元に置いてもらうことだと思っています。
そして、覚えたい内容にマーカーや印をつけて後で見返せるようにしてください。
苦手だと思うページだけでも良し、一括ダウンロードして、常に問題を解く時から活用してもらうのも良しです。
自宅のプリンターでも、最近は簡単にコンビニでも印刷できるので、是非有効活用してください。
2023年度の受験生にも大好評だったまとめ集
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ただ赤本を流れで解くのはNG
不合格を経験している人は、必ずと言っていいほど、赤本を流れで解いています。
問1~問180をひたすら解くやり方です。
たしかに、当たり前の勉強の仕方なのですが、180問という量の過去問を解くだけでは合格できないのが、この試験の難しさなのです。
効率よく知識をつけるには、流れで解くのはおすすめしません。理由を詳しく説明します。
同じ問題は出題されない
ビル管理士試験は、全7科目、180問。選択肢5つの中から、適当なもの、不適当なものを解答していきます。
出題される分野は例年変わりませんが、全く同じ文章での設問はありません。5つの選択肢の一つ、二つが、見たことある文章だったりはしますが、それも数年前に出た問題のことが多いです。
そのため、1、2年分の過去問を解いても、傾向がつかめません!
例えば、2021年度、2020年度の過去問を解いたからといって、2022年の過去問で合格点を取れるかというと、そうではないのです。
私の感覚としては、建築物の構造概論以外は、4、5年分解けば、かなり傾向をつかめます。構造概論は・・・最近の傾向として、見たことのない問題も出てくる気がしています。
傾向をつかむためには、どういった解き方をすべきか、「ビル管理士試験を独学で最短合格する勉強法」で詳しく書いているので読んでみてください。
モチベーションが保てない
問1~問180をひたすら解く、とさらっと言いましたが、180問解くとなると、かなりの時間がかかります。
たった数ヶ月の勉強期間なのですが、ただ流れで解く勉強方法をした時の精神状況は以下の通りです。
・日々の達成感が薄い
・進み具合をみると、焦る
・全然正解数があがらない
・頭パンク寸前、覚える量多すぎ!記憶混乱
これ全て、不合格だった時の私と、主人の実体験です。何回か受験した方にはわかる、あるある話ではないでしょうか。
つまり、勉強方法を誤ると、たった数ヶ月頑張ればいいだけと思いつつ、精神的にもボロボロになってしまうのです。
日々の達成感が薄い&進み具合をみると、焦る
1日まとまった勉強時間が取れない人は、数問ずつちょこちょこ進めるしかないですし、『空気環境の調整』のように45問というボリュームの科目になると、1日1科目ずつというわけにもいかないと思います。
そうすると、勉強が進んだ気持ちになれずに、日々過ぎていく感覚になります(泣)
そしてある日からは、少しずつは進んでいるものの、10月の試験までのリミットも気になり、焦る気持ちも出てきます。
全然正解数があがらない&頭パンク寸前、覚える量多すぎ!記憶混乱
1年度分、180問解き、次の年度を解く。前述した通り、同じ問題は出題されないため、次の年度を解いても正解数があがらず、ただただ自信がなくなります。
7科目、180問分の知識の量は、共通内容も少なく、全て詰めようと解説を読み進めると、パンク状態になるのです。
そして、新しい年度の過去問を解こうとしても、「さっき覚えた内容の気がする」程度にしか覚えておらず、記憶混乱沼に陥ります。
そうしていくと、モチベーションの維持が難しくなってきます。
そのため、何度もお伝えしますが、勉強方法は誤らないでください。
赤本は最新版がベスト
法令関係が関わる試験のため、赤本だけで勉強するなら、当たり前ですが、最新版を用意してください。
私も、最新版と、自分が勉強していた時の赤本の両方を使って、対策シートを作っていますが、法令やガイドラインの改正により、正解や解説自体が変わっている問題も何問かみました。
解説の内容も、やはり最新版の方がわかりやすくなっている部分もあり、改良されているものを使うに越したことはないです。
合格には「赤本」最新版が必須!
赤本だけでも受かるコツ
自分に合う勉強方法は、人それぞれですが、以下の3つを意識することが大切だと感じています。
・アウトプットとインプットを繰り返す
・確実に取るべき問題を落とさない
・ある程度の割り切りも必要
詳しく説明していきます。
アウトプットとインプットを繰り返す
過去問を解く行為をアウトプット。過去問を解いて、試験で対応できるための力をつける作業をインプット。
たしかに、テキストである程度の知識をつけて、それから問題を解くやり方も無駄ではないですが、ビル管は逆の方が有効と感じました。
最初はさっぱり解けなくても、大丈夫!似たような問題=赤本で解ける過去問6年分の同じ分野を解けば、不思議と最後の方は、解けるようになる、もしくは重要だなという用語や数値が見えてきます。
なので、対策シートは過去問を解いて、自分なりに重要だと思った点をマークして、インプットの時に使うのが、1番活用できますよ!
2023年度の受験生にも大好評だったまとめ集
対策シートを眺めたら合格できるよ、というわけではないことを注意してくださいね!
確実に取るべき問題を落とさない
過去問を解いていくと、全然見たことがない選択肢、文章が出てきます。
感覚的には、5つの選択肢のうち、3つまでは〇✕を確実に判断できるけど、あと2つはどっちだろう・・・という状況が結構でてきます。
ぶっちゃけ、本番もそんな状況になりかねません。
不安にしかなりませんが、過去問に出た問題を確実に判断する力があれば、65%の合格ラインは乗り越えられているので、自信を持ってください。
過去問通りはでない試験ですが、過去問に出たことのある内容を確実に選別できれば合格できている人がほとんどです。
いかに赤本を解くなかで、出題されやすいポイントを押さえられるかが大切になります。
ある程度の割り切りも必要
ビル管理士試験のなかで必要な「割り切り」の種類は2つあります。
・本質まで理解しようとするのではなく、ある程度理解したら、こういうものだと割り切る
・過去に全く見たことのない傾向の問題や、どうやっても理解できない問題は捨てる
180点満点を取るのが目標の試験ではないので、こんな問題見たことないと思うような過去問の内容は、覚えるリストから外しましょう。
採点した時に間違っていても、仕方ないと思うことも大切です。
一方で、確実に出るような内容で、解説を読んでも理解できない問題もあると思います。
理解して覚えたい気持ちもわかりますが、本質を追求するよりも、このパターンの時はこういうことか。程度の理解で、文章として覚えるなど、内容丸暗記も必要です。
まとめ:赤本だけでも合格できる
上記で解説した通り、赤本だけの勉強でも合格は可能ですが、注意したいことは3つ。
・有益なサイトは環境や状況によって使い分けて、レベルアップ
・赤本は、流れで解かない
・アウトプットとインプットを繰り返し、過去問に出た問題を確実に判断する力を養う
インプットに活用してほしい、このサイトの対策シートは、こんな人におすすめします。
・赤本の各年度の解説が分野ごとに1つに集約されててほしいと思ったことがある
・紙で覚える派
今回の記事は、精神的な観点も盛り込みながら、コツを説明してみました。
もしかすると、何度か受験している方は、共感できる部分があったのではないでしょうか。
ビル管理士試験に何度も落ちている方は特に、やり方を変えていく&コントロールしていくことで、道が切り開けるかもしれません。
たった数ヶ月の勉強期間ですが、正直しんどくなる気持ちが出てくる試験です。少しでも、成長を感じながら進められるように、一緒に頑張りましょう!
2023年度の受験生にも大好評!
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