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ビル管理士試験】表で覚える出題ポイント 給水及び排水の管理/排水設備編_問127付近

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午後の科目である『給水及び排水の管理』は、7科目の中で、2番目に出題数が多く、35問出題されます。

大きくは、「給水」「給湯」「排水」に分類され、各設備の特徴や配管、保守管理など広く知識を問われます。

この記事では、排水設備についてまとめています。

では早速、力試しの問題です。

管径65㎜の排水横管の最小勾配は、1/50である。

答え:〇

このサイトは、ビル管理士試験に挑戦するあなたの+αになることを目指して、

過去9年分の過去問から重要なポイント、覚えにくい内容をまとめたシートを投稿しています。

排水設備は、全部で10数問出題されます。

今回まとめた範囲だけでも、毎年3~5問出題されますので、確実に点数に結びつけられるよう、頭の整理をしましょう。

さっそくシートを見たい方はこちら▼

この記事を活用してほしい人

・赤本の解説は丁寧だけど、量が多すぎて要点をまとめたものがほしい

・過去問解いて覚えた内容を定着させたい

・最後の追い込みは家中に資料を貼ったり、持ち歩いて頭に叩き込みたい

夫婦そろってビル管理士試験を突破しましたが、私は2度目、夫は3度目で合格しました。

だからこそ伝えたい、注意してほしいことは、この記事でまとめています。

力試しの問題、管径によって勾配が異なりますので、どの管径で出題されても解けるようにしておきましょう。こちらのシートにもまとめてあります。

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目次

押さえるべき数値(保存版)/排水設備編

排水は数値がよく出題され、覚えるべき内容は多い単元です。

しかし、数値を変えてある設問から、最も不適当なものを答える問題が多いため、そう難しくありません。

過去問の傾向から、大まかに分類分けしてまとめているので、ぜひシートごとに覚えていくようにしましょう。

全9シート、赤字は絶対に覚えてくださいね。

排水の水質

BODとCODの説明を入れ替えて出題されることが多いです。

好気性微生物ときたらBODと判断できるようにポイントを押さえておきましょう。

排水設備に関するよく出る用語

問107付近でも、給水の用語とミックスして、用語の組み合わせを問われる問題が出てきます。

正圧負圧や、好気性嫌気性、有機性無機性といった言葉は、特に注意してみておきましょう。

反対の言葉に変えて出題されることがよくあります。

排水用管材、配管

管材はその他にも種類がありますが、過去問に頻出される部分をピックアップしています。

排水横管の勾配は赤字にしていませんが、とても重要なので、表をまるっと覚えましょう。

設問に「敷地内排水設備の~」と出た場合は、下水道の内容と入れ替えられていないか、「合流式の~」と出た場合は、分流式の内容と入れ替えられていないか、よく見ましょう。

過去問をたくさん解いていると、設問の内容を覚えることに意識がいきがちですが、設問を読むコツをつかむのも大切です。

排水トラップ

脚断面積比の式が出たら、流出入が入れ替わっていないかよく見ましょう。

また、脚断面積比が大きくなると、封水強度は大きくなります。小さく~と出たら要注意です。

間接排水

飲料用水槽において、管径100mmの間接排水管に設ける排水口空間は、最小150mmとする。

間接排水管については、このような出題をされます。

設問で「間接排水管に設ける排水口空間は~」ときたら、シートの表を思い出しましょう。

飲料用貯水槽については、排水管の口径に関わらず最小150㎜の排水口空間が必要となります。頻出問題です。

通気方式

ここまで排水設備と言っていますが、排水設備には通気設備が欠かせません。

通気設備についても、毎年必ず出題されます。

しかし、排水通気配管に関する~と出題される年度もあれば、通気管についての単独問題ではなく、排水全体の問題のなかで、バラバラと設問が登場している傾向です。

通気管全体に言える内容、方式ごとに異なる特徴、それぞれをしっかり区別して覚えておきましょう。

掃除口、排水ます

掃除口の口径、設置間隔、保守空間は全て重要事項です。

厨房用の口径100mmの排水管に設置する掃除口の口径は、100mmとする。

厨房用の排水管に設置するものは、排水管と同径なので、上記内容は正解ですね。

文章で出題されるとピンと来ないかもしれませんが、しっかりと表を思い出すようにインプットしておきましょう。

排水槽、排水ポンプ

赤字は全て重要、どれもよく出題される内容です。

数値が異なるものはないか、汚水なのか汚物なのか、メカニカルシール部のオイルなのか、シール自体なのか、しっかり読んで解いていきましょう。

阻集器、排水管の洗浄法

阻集器と排水管の洗浄法についても、数値がたくさん出てきます。

赤字については、別の数値や内容に変えて出題されることが多いので、確実に覚えておきましょう。

各分類ごとにインプットして、混乱しないように気をつけましょう。

過去問の傾向

2023~2014年度の過去問を解いた傾向を解説します。

毎年8問程度、今回シートでまとめた内容から出題されます。

排水設備については、排水ポンプは~といったように、分類ごとに出題されるのではなく、排水通気設備に関する~といったように、全体からランダムに設問を組まれて出題されている傾向にあります。

そのため、問題自体の難易度は比較的やさしいですが、きちんと覚えているかが試されます。

過去問を解いて間違った問題は、シートに記載があると思いますので、マーカーをして、次解くまでに覚えるようにしていきましょう。

定着確認問題・まとめ

「給水及び排水の管理」は特に、だらだらと問題を解いてはいけません

排水に関する問題は、

・雑用水・雨水設備で3問~4問

・今回まとめた排水通気設備は問127~134で8問程度

・その後、衛生器具設備と浄化槽 5問

といった構成なので、排水通気設備の知識を定着させるためには、毎年の過去問の問127~134をひたすら解いてください。

そして、間違った問題は、まとめシートからその内容を見つけ、メモやマーカーをして、頭に叩き込みましょう。

勉強した分、点数に出てきやすい単元でもあります

では、定着確認問題に挑戦です。

2021年 問127より

排水の水質に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1)pH値は、汚水の処理工程において変化するため、処理の進行状況を推定する際に用いられる。

(2)(BOD/COD)比が高い排水は、生物処理法より物理化学処理法が適している。

(3)窒素化合物は、閉鎖性水域の富栄養化の原因物質の一つである。

(4)総アルカリ度は、硝化・脱窒反応における指標として用いられる。

(5)ヘキサン抽出物質は、比較的揮発しにくい油脂類などである。

2021年 問127の正解は、

(2)です。(BOD/COD)比が高い排水は、生物処理法が適しています。

2022年 問130より

排水通気設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1)管径75mmの排水横管の最小勾配は、1/100である。

(2)排水ポンプは、排水槽の吸込みピットの壁面から200mm以上離して設置する。

(3)排水槽の底の勾配は、吸込みピットに向かって1/15以上1/10以下とする。

(4)排水立て管のオフセット部の上下600mm以内には、排水横枝管を設けてはならない。

(5)厨房用の口径100mmの排水管に設置する掃除口の口径は、75mmとする。

2022年 問130の正解は、

(5)です。厨房用排水管の掃除口の口径は、排水管と同径にする必要があるので、正しくは100㎜です。

2021年 問133より

排水槽と排水ポンプの保守管理に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。

(1)排水槽内の悪臭防止対策としては、1〜2時間を超えて排水を貯留しないように、タイマ制御による強制排水を行う。

(2)排水槽の清掃作業は、酸素濃度を確認した後、硫化水素濃度が10ppm以下であることを測定・確認して行う。

(3)排水ポンプは、3カ月に1回絶縁抵抗の測定を行い、1MΩ以上であることを確認する。

(4)排水槽の清掃は、6カ月以内に1回行うことが建築物環境衛生管理基準で規定されている。

(5)排水ポンプは、1〜2年に1回程度、メカニカルシールの交換を行う。

2021年 問133の正解は、

(3)です。架橋ポリエチレン管は、メカニカル形接合か。絶縁抵抗の測定は、1ヶ月に1回以上が正しいですね。

次に解きたい問題はこちら

数年分の過去問を解くのに便利な解答用紙を作成していますので、そちらもご活用ください。

問題の傾向をつかんで、その分野ごとの重要ワードを徹底的に覚えるのが合格への道です。

受験の皆様、応援しています!

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この記事を書いた人

13年勤めたインフラ企業を退職し、正社員生活からパート転職をした2児のワ―ママ
▶建築物環境衛生管理技術者 通称ビル管理士など建築系資格やFP3級を保有
▶資格経験から伝えたい受験者向け情報や、生活で使えるノウハウを発信中

スキルアップしたい方、生活を変えて充実させたい方を応援!
わかりやすく発信することを心がけています。

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