この記事では、ビル管理士試験の科目のうち『建築物の構造概論』から、「都市の熱環境・日照」について解説していきます。
午後の科目である構造概論。その科目の初っ端に出題される内容です。
では、早速問題です。
では早速、力試しの問題です。
■都市化により、都市の中心部の気温が郊外と比較して高くなる現象をダウンドラフトという。
答え:✕
このサイトは、ビル管理士試験に挑戦するあなたの+αになることを目指して、
過去9年分の過去問から重要なポイント、覚えにくい内容をまとめたシートを投稿しています。
この記事では、都市の熱環境・日照についてまとめ、暗記に役立つシートを紹介しています。
さっそくシートを見たい方はこちら▼
この記事を活用してほしい人
・赤本の解説は丁寧だけど、量が多すぎて要点をまとめたものがほしい人
・過去問解いて覚えた内容を定着させたい人
・最後の追い込みは家中に資料を貼ったり、持ち歩いて頭に叩き込みたい人
夫婦そろってビル管理士試験に合格しましたが、私は2度目、夫は3度目の挑戦で合格しました。
勉強の方法を間違えると、せっかく時間をかけても私たちのように不合格を経験します。
だからこそ伝えたい、注意してほしいことは、この記事でまとめています。
正しくは、ヒートアイランド現象。
用語と意味をリンクさせて覚えましょう。
合格には「赤本」最新版が必須!
押さえるべき数値(保存版)/都市の熱環境・日照編
毎年、1~2問出題される都市の熱環境・日照の範囲を、2枚のシートでまとめました。
用語や日射量の大小関係など、年によって出題される内容は異なりますが、シートにまとめた内容を把握しておけば、都市の熱環境に関わる問題の要点を押さえられます。
日射遮蔽効果について、わかりやすい図がこちらのサイトでありました!
外付けブラインド【passiv blind】OK-DEPOT ホームページより
過去問の傾向/都市の熱環境・日照編
2023~2014年度の過去問を解いた傾向を解説します。
用語と意味の組み合わせで問われる問題は頻出です。
もう一つ頻出なのが、日射量の問題です。
ヒートアイランド現象や、夏至の日の日積算日射量は、誤った問題としてよく出題されている印象です。
よく問題を読むようにしましょう。
傾向が見えやすいようで、初めてみるような説明も散見される分野です。出題されたことのある内容は消去できるよう、しっかり押さえましょう。
定着確認問題・まとめ
シートで分類している通り、都市の熱環境に関わる用語の問題、日射日照の問題、都市の気候、波長についてを区別しながら要点を押さえておきましょう。
そうすれば、この単元の1、2問がどういった問われ方をしても、解くことができます。
見たことのないような設問が出てくる可能性も高いですが、消去法で正解を洗い出していきましょう。
最後は、定着確認問題を解いて、実力確認をしましょう。
日射・日照に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)太陽から放射される可視光線、紫外線、近赤外線のうち、紫外線の波長が最も短い。
(2)遮熱性塗料や遮熱性舗装の特徴は、近赤外線の反射率が大きいことである。
(3)天空日射とは、太陽光が大気中で散乱して、地上に降りそそいだものである。
(4)夏至の晴天日において、南向き鉛直壁面の日積算日射受熱量は、札幌の方が那覇より多い。
(5)日影曲線とは、冬至の日において、地面に垂直な単位長さの棒が水平面に落とす影を時間別に描いたものである。
2019年 問92の正解は、
(5)です。日影曲線は冬至に限ったものではありません。
冬至におけるのは、日影図です。間違えやすいので、区別して覚えておきましょう。
建築物と日射に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)夏期における建築物の日射受熱量を減少させるには、東西の壁面・窓面はなるべく小さくする方が有利である。
(2)直射日光は天気によって大きく変動するため、昼光を照明として利用する場合は、天空光のみを利用する。
(3)内付けブラインドの日射遮蔽効果は、50%程度しか望めない。
(4)夏至の日の南壁面の日積算日射量は、低緯度に位置する那覇の方が東京より大きい。
(5)ライトシェルフとは、部屋の奥まで光を導くよう直射日光を反射させる庇のことである。
2021年 問91の正解は、
(4)です。緯度が高い方が、夏至の日の南壁面の日積算日射量は大きくなります。つまり、東京の方が大きいですね。
覚えられていない部分がある人は、再度シートを確認しましょう。
数年分の過去問を解くのに便利な解答用紙を作成していますので、そちらもご活用ください。
問題の傾向をつかんで、その分野ごとの重要ワードを徹底的に覚えるのが合格への道です。
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