この記事では、『建築物の環境衛生』の内容のうち、一酸化炭素やオゾンといった「空気中物質と人への影響」を整理した内容をお伝えします。
たった3問と思うかもしれませんが、建築物の環境衛生の最低必要点数は10問ですので、この分野を満点を取るだけでも、合格へ確実に近づけます。
パーセントやppmが多く出てくるため、曖昧に覚えてしまいがちな部分ですが、数値の間違いは確実に見つけられるので、点が取りやすいといった部分でもあります。
では早速、力試しの問題です。
■ヒトが不快感を覚えるとされている室内の二酸化炭素濃度は、3~4%である。
答え:✕
このサイトは、ビル管理士試験に挑戦するあなたの+αになることを目指して、過去9年分の過去問から重要なポイント、覚えにくい内容をまとめたシートを投稿しています。
この記事では、空気中物質の特徴や、人への影響をわかりやすくまとめ、暗記に役立つシートを紹介しています。
さっそくシートを見たい方はこちら▼
この記事を活用してほしい人
・赤本の解説は丁寧だけど、量が多すぎて要点をまとめたものがほしい人
・過去問解いて覚えた内容を定着させたい人
・最後の追い込みは家中に資料を貼ったり、持ち歩いて頭に叩き込みたい人
夫婦そろってビル管理士試験を突破しましたが、私は2度目、夫は3度目で合格しました。
だからこそ伝えたい、注意してほしいことは、この記事でまとめています。
力試しの問題は、正解しましたか。ホルムアルデヒドの特徴は表でも整理しているので、しっかり覚えていきましょう。
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押さえるべき数値(保存版)/空気中物質と人への影響編
さっそく、まとめシートを見ていきましょう!
赤字の内容は、本当によく出てきます。物質と特徴をしっかり組み合わせて覚えましょう。
過去問の傾向/空気中物質と人への影響編
2023~2014年度の過去問を解いた傾向と対策を解説します。
人間に影響する細かいパーセンテージまで覚えるのは大変ですが、覚えたいところです。
特に、めまいや死に影響する数値、意識不明となるボーダーラインを覚えておくとよいでしょう。
空気汚染物質と健康障害の問題では、組み合わせでしっかりと覚えておきましょう。
空気汚染物質と健康障害を入れ替えて出題されることがよくあります。
定着確認問題・まとめ
物質も多いなか、似たような数値ばかりで覚えにくいですよね。
しかし、数値を変えて出題されることも多く、シートの内容を確実に覚えておけば、点数がとりやすい分類でもあります。
めまいや死に影響する数値、意識不明となるボーダーラインは確実に覚えておきましょう。
そうならないように、2回目はシートのように一覧にまとめて、無事数値を確実に覚えました。
最後は、定着確認問題を解いて、実力確認をしましょう。
二酸化炭素に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
(1)大気中の濃度は、一般に0.04~0.05%である。
(2)学校保健安全法の学校環境衛生基準では、教室の二酸化炭素濃度は0.5%以下と定められている。
(3)安静時の人の呼気中には4%程度含まれている。
(4)室内の濃度が3~4%になると頭痛、めまいや血圧上昇を起こす。
(5)室内の濃度が7~10%になると数分間で意識不明となる。
2022年 問31の正解は、
(2)です。正しくは、学校環境衛生基準では1500ppmなので、0.15%です。建築物衛生法の0.1%(1000ppm)以下とも数値が異なるので、区別して覚えましょう。
室内空気汚染とその健康障害との組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。
(1)レジオネラ属菌 肺がん
(2)二酸化窒素 慢性気管支炎
(3)オゾン 肺気腫
(4)ホルムアルデヒド 喘息様気管支炎
(5)ハウスダスト アレルギー性疾患
2020年 問32の正解は、
(1)です。レジオネラ属菌は、急性肺炎の恐れはあるが、肺がんの原因にはならない。
数年分の過去問を解くのに便利な解答用紙を作成していますので、そちらもご活用ください。
問題の傾向をつかんで、その分野ごとの重要ワードを徹底的に覚えるのが合格への道です。
受験まで一緒に頑張りましょう!
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