この記事では、ビル管理士試験の科目のうち『建築物の構造概論』から、「消防設備」について解説していきます。
消防設備は、給水及び排水の管理でも似た用語が登場するため、基礎的な内容はしっかりと押さえておく必要があります。
では、早速問題です。
■泡消火設備は、希釈作用により消火する。
答え:✕
このサイトは、ビル管理士試験に挑戦するあなたの+αになることを目指して、過去9年分の過去問から重要なポイント、覚えにくい内容をまとめたシートを投稿しています。
この記事では、消防設備に関する出題傾向を、暗記に役立つシートにして紹介しています。
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この記事を活用してほしい人
・赤本の解説は丁寧だけど、量が多すぎて要点をまとめたものがほしい人
・過去問解いて覚えた内容を定着させたい人
・最後の追い込みは家中に資料を貼ったり、持ち歩いて頭に叩き込みたい人
夫婦そろってビル管理士試験を突破しましたが、私は2度目、夫は3度目で合格しました。
だからこそ伝えたい、注意してほしいことは、この記事でまとめています。
希釈作用によって消火をするのは、不活性ガス消火設備ですね。
ちなみに、ガスで燃焼物を覆い、酸素の供給を遮断する方法のため、使用する場合は人間がいないか注意が必要な消火設備です。
もっと詳しく知りたい方はこちら
YouTube 東京消防庁公式チャンネル
押さえるべき数値(保存版)/消防設備編
画像保存や印刷をして、隙間時間にみると良いですよ!
過去問の傾向/消防設備編
2023~2014年度の過去問を解いた傾向を解説します。
直接消防設備を問われるだけでなく、排煙や防火の観点からの出題も出てきているため、表の内容は必要最低限の知識として押さえておきましょう。
建築物の構造概論は例年新種の設問が増えてきている気がします。
2021年度の試験で、私が1番ひやっとしたのはこの科目です。
建築士や施工管理の資格ももっていますが、その試験で出題されそうな、ビル管理士の過去問を解くだけでは難しそうな設問も出てきている気がします。
だからこそ、過去にでた問題、日常にある設備などでイメージできるものの問題は、確実に正解しておきたいところです。
定着確認問題・まとめ
建築物の消防用設備に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
(1)煙感知器は、熱感知器に比べ火災の検知が早く、アトリウムや大型ドームのような大空間での火災感知に適している。
(2)差動式熱感知器は、定められた温度を一定時間以上超え続けた場合に作動する。
(3)小規模社会福祉施設では、上水道の給水管に連結したスプリンクラ設備の使用が認められている。
(4)ハロゲン化物消火設備は、負触媒作用による優れた消火効果があり、コンピュータルーム、図書館など水損被害が懸念される用途の空間で普及している。
(5)排煙設備は、消防法施行令に定めるところの消防の用に供する設備に含まれる。
2022年 問59の正解は、
(3)です。施設を利用する人たちをイメージしたら、衛生的な上水道直結型が適しているのがわかります。
数年分の過去問を解くのに便利な解答用紙を作成していますので、そちらもご活用ください。
問題の傾向をつかんで、その分野ごとの重要ワードを徹底的に覚えるのが合格への道です。
受験まで一緒に頑張りましょう!
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