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【ビル管理士試験】表で覚える出題ポイント 建築物の環境衛生/人体、健康と温熱環境編_問21付近

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この記事では、『建築物の環境衛生』の内容のうち、以下の分類をまとめています。

・健康に影響を与える環境要因

・人体の臓器系

・生体の恒常性とストレス

・体温調節機能と基礎代謝

・体熱平衡

・温熱環境要素と温熱環境指数

・温熱環境の快適性

・熱中症

・低体温症と冷房障害

かなりボリュームがあるので、上記全てではなく、2、3単元ずつ過去問を解き、知識を深めていくと良いですよ!

例年、上記から6問ほど出題されています。

建築物の環境衛生の最低必要点数は10問ですので、この分野でしっかり点数を押さえられれば、合格へ確実に近づけます。

では早速、力試しの問題です。

■有効温度は、気温、湿度、風速、熱放射の4要素の影響を含んだ温熱環境の指標である。

答え:✕

問題は解けましたか?さっそく対策シートを見たい方はこちら▼

赤本で勉強し始めたけれど、こんなことを感じたことはありませんか。

赤本って、どこに詳しい解説があったか見返すのが大変

そんなあなたのために、当サイトでは、過去10年分の過去問から重要なポイント、覚えにくい内容をまとめたシートを紹介しています。

\科目・分野ごとに要点を集約/

リンク先 : note たな学@ビル管まとめ集

夫婦そろってビル管理士試験を突破しましたが、私は2度目、夫は3度目で合格しました。

だからこそ伝えたい、注意してほしいことは、この記事でまとめています。

力試しの問題の解説です

有効温度は、湿度100%で無風の部屋の気温に等価な環境として表す主観的経験指数であり、気温・湿度・風速の3要素による温熱環境の指標です。

4要素の影響を含んだ温熱環境指標は修正有効温度ですね。

まとめシートできっちり押さえましょう。

目次

押さえるべき数値(保存版)/人体、健康と温熱環境編

健康に影響を与える環境要因

物理的要因と科学的要因を混ぜて出題される傾向があります。

何が物理的要因で、何が化学的要因か混乱しないように覚えましょう。

過去に出題されたもの、イメージしにくいものを赤字にしていますが、自分で覚えにくいものがあればマーカーを使って印をつけて確実に覚えていきましょう。

人体の臓器系

副腎、脾臓など、あまり耳にしない臓器も問われることがあります。

器官、働き、主な臓器、合わせて疾病の組み合わせで覚えていきましょう。

臓器の位置を図で知りたい方は、下記サイトで確認して、イメージからインプットするのでも良いでしょう。

体幹の臓器│からだのしくみを調べる

リンク先:総合医療情報メディア QLife サイト

生体の恒常性とストレス

生体の恒常性とは、体温調節など、外部環境変化に対し、内部環境を一定に保つ仕組みのことです。

暑かったり寒かったりすると、発汗やふるえ、または、服を着るなどして一定の体温を保とうとしますよね。

これは恒常性を維持する一つであり、健康であるために大切な働きなのです。

自分の行動や周りで起きていることをイメージしながら勉強を進めると、スッと頭に入りやすい単元ですよ。

量ー影響関係と、量ー反応関係は、説明を入れ替えて出題されることが多いので、こういった想定しやすい問題は確実に覚えておきましょう。

体温調節機能と基礎代謝

体温調節機能、基礎代謝、体熱平衡の説明文がミックスされて出題されることもあります。

過去問を解くだけでは気がつきにくいかもしれませんが、シートで示す分類ごとに要点を押さえるようにしましょう。

体熱平衡

熱放散の対流、放射、伝導、蒸発の説明が、入れ替えて出題されることがあります。

選択肢に熱放散の現象が出てきたら、正しい説明か疑って解いていってください。

温熱環境要素と温熱環境指数、温熱環境の快適性

温熱環境指数ですが、赤本の解説を見ているだけでは、文字がびっしりで、私も覚えるのに苦戦しました。

まずは、感覚影響を与える要素「気温」「湿度」「風速」「熱放射」「代謝量」「着衣量」がどう関わっていくかを意識して読み解いていきましょう。

湿球黒球温度(WBGT)は、太陽照射のある・なし、乾球温度(気温)を考慮するかどうか、という点が求める際に重要になります。

1つずつ要点を押さえられれば、難しい内容ではないので、上から順番に何が加わったのか、変化したのかをみていくようにしましょう。

熱中症、低体温症と冷房障害

拡張、低下が、逆の意味(収縮、上昇)に変えて出題されるので、よく見てください。

熱失神や熱けいれん、熱疲労の症状と説明が入れ替えて出題されるので、結び付けながらインプットしましょう。

過去問の傾向/人体、健康と温熱環境編

2023~2014年度の過去問を解いた傾向と、合格した時の実体験として感じていることは、以下の通りです。

  • 物理的要因と科学的要因を混ぜて出題される
  • 臓器系については、器官、働き、主な臓器、疾病の組み合わせで覚えておく
  • 量ー影響関係と、量ー反応関係は、説明を入れ替えて出題されることが多い
  • 自律性体温調節と行動性体温調節の内容を入れ替えて出題されることがある
  • 熱放散の対流、放射、伝導、蒸発の説明が、入れ替えて出題される
  • 温熱環境指数は、感覚影響を与える要素「気温」「湿度」「風速」「熱放射」「代謝量」「着衣量」がどう関わっていくかを意識して読み解いていく
  • 熱失神や熱けいれん、熱疲労の症状と説明が入れ替えて出題される、上昇低下、拡張収縮といった逆の意味に変えて出題されることが多い

言葉と説明が誤った組み合わせになったり、逆の意味に変えて出題されたり、「こんな問題だしてきそうだな」という目線で覚えていくと、重要な部分が見えてくると思います。

定着確認問題・まとめ

自分の行動や周りで起きていることをイメージしながら勉強を進めると、スッと頭に入りやすい単元です。

そのため、あまり時間をかけて覚えていく単元ではないかもしれませんが、臓器や温熱環境指数など、頻繁に出題されている問題でもあるため、出やすい分野はしっかりと覚えておきましょう。

当時の私は、赤本の解説だけだと、文字がならんで頭に入りにくいと感じていました。
シートの分類ごとに暗記していくことをおすすめします!

最後は、定着確認問題を解いて、実力確認をしましょう。

2021年 問22より

健康に影響を与える環境要因のうち、物理的要因として最も不適当なものは次のうちどれか。

(1)オゾン

(2)湿度

(3)気圧

(4)温度

(5)音

2021年 問22の正解は、

(1)です。オゾンは化学的要因ですね。

2017年 問24より

次の温熱環境指数のうち、人体熱平衡式を基準とし着衣量やエネルギー代謝量を用いて求めるものはどれか。

(1)予測平均温冷感申告(PMV)

(2)不快指数(DI)

(3)修正有効温度(CET)

(4)黒球温度(Tg)

(5)湿球黒球温度(WBGT)

2017年 問24の正解は、

(1)です。予測平均温冷感申告は、気温、湿度、風速、平均放射温度、代謝量、着衣量の6つの温熱環境要素を用いて評価します。この6つの温熱環境要素を用いるのは、この他に、新有効温度、標準新有効温度があります。

2019年 問26より

高温障害の種類とその特徴に関する組合せとして、最も不適当なものは次のうちどれか。

(1)熱中症    暑熱障害による症状の総称

(2)熱失神    血圧の上昇

(3)熱けいれん  低ナトリウム血症

(4)熱疲労    脱水

(5)熱射病    中枢神経機能の異常

2019年 問26の正解は、

(2)です。正しくは、血圧の低下です。

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数年分の過去問を解くのに便利な解答用紙を作成していますので、そちらもご活用ください。

問題の傾向をつかんで、その分野ごとの重要ワードを徹底的に覚えるのが合格への道です。

受験まで一緒に頑張りましょう!

次に解くべき問題はこちら

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この記事を書いた人

13年勤めたインフラ企業を退職し、正社員生活からパート転職をした2児のワ―ママ
▶建築物環境衛生管理技術者 通称ビル管理士など建築系資格やFP3級を保有
▶資格経験から伝えたい受験者向け情報や、生活で使えるノウハウを発信中

スキルアップしたい方、生活を変えて充実させたい方を応援!
わかりやすく発信することを心がけています。

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